毎年恒例の道吹連・吹奏楽指導者研修会が、１２月７日㈯北海学園大学を会場に今年も開催されました。
　講師には、バンドディレクター、トレーナーとしてジャパン・バンド・クリニックなど全国的に活躍中の中村俊哉先生をお迎えしました。中村先生は、徹底的な基本が繰り出す魅力あふれる響き作りに定評があり、神奈川大学吹奏楽部コーチの他、今回モデルバンドを務める東海大学付属第四高等学校をはじめとする全国トップレベルのバンドを数多くご指導されてます。
　今回の講習会では、「和声で楽しい吹奏楽！！」をテーマに基礎的なことから曲作りまでを和声の力を使いながら、各楽器の奏法チェックとチューニング、基礎合奏、そして音楽作りのノウハウをご紹介いただきました。決して基礎練習のための基礎練習ではなく、あくまでも音楽的に、そして楽曲を美しく魅力溢れる演奏にするための基礎練習を講義いただきました。バンドトレーニングというとどうしても「縦をそろえて…」「音程を合わせて…」となりがちな印象がありますが、中村先生の講義では、音そのものの美しさ、響きの奥深さ、そして音楽の流れを意識した音作りの練習は参加者にとっても、新鮮でなおかつ実践的な練習だったのではないでしょうか。
　当日は、雪のちらつく天候の中、全道各地から約６０名の先生方が熱心に研修を深められました。ご参加の先生方、会場校の北海学園大学のスタッフの方々、そしてモデルバンドの東海大学付属第四高等学校吹奏楽部の皆さん本当にお疲れさまでした。平成２６年度も同じ時期に開催を予定いたしております。たくさんの皆様方の参加をお待ちしております。