毎年恒例の道吹連・吹奏楽指導者研修会が、１２月６日㈯北海学園大学を会場に今年も開催されました。
　講師には昨年に引き続き、バンドディレクター、トレーナーとしてジャパン・バンド・クリニックなど全国的に活躍中の中村俊哉先生ををお迎えしました。中村先生は、徹底的な基本が繰り出す魅力あふれる響き作りに定評があり、神奈川大学吹奏楽部コーチの他、今回モデルバンドを務める東海大学付属第四高等学校をはじめとする全国トップレベルのバンドを数多くご指導されています。
　前回に引き続き、各楽器の奏法チェックとチューニング、基礎合奏、そして音楽作りのノウハウをご紹介いただきました。しかしながら、それぞれの練習に対するアプローチの仕方には前回と同じものは全くなく、その練習内容にはあらたな工夫がなされていて、前回に引き続き参加した受講者にとってもさらに新鮮で興味深く、なおかつ実践的な練習内容を受講することができたのではないでしょうか。
　また、今回の講習会ではハーモニーディレクターの活用方法についてもより詳しく講習していただきました。当日は受講生の前に約１０台のハーモニーディレクターが用意され、中村先生の操作するハーモニーディレクターの手元を撮影した映像を確認し、実際に操作しながら受講することができました。中村先生のわかりやすく丁寧な説明がより身近に伝わった講習となりました。
　当日は、全道各地から約６０名の先生方が熱心に研修を深められました。ご参加の先生方、会場校の北海学園大学のスタッフの方々、そしてモデルバンドの東海大学付属第四高等学校吹奏楽部の皆さん本当にお疲れさまでした。