2020年5月10日

東海吹奏楽連盟 会員各位

東海吹奏楽連盟理事長 田中 裕

2020年度東海吹奏楽連盟主催事業の中止について

 皆様には、平素より本連盟の諸事業にご理解、ご支援を賜り心から厚く御礼申し上げます。 さて、新型コロナウイルス感染は、依然として収束予測の立たない状況です。このような現状を鑑み、本連盟では主催事業の開催について,4月当初よりさまざまな観点から検討協議を重ねて参りました。
 協議の結果、参加団体の皆様、ご来場のお客様、関係する全ての皆様の生命と安全が最優先との結論に達し、東海吹奏楽コンクール全部門、東海小学生バンドフェスティバル、東海マーチングコンテストの中止を決定いたしました。
 このことは本連盟にとって苦渋の決断であり、加盟団体の皆様や、吹奏楽を愛好し、ご支援いただいている皆様のお気持ちを察しますと、大変心の痛む思いでございます。しかし、この重大な状況を克服した先には、必ず吹奏楽の輝かしい未来が見えてくるものと信じております。
 本連盟といたしましては、この緊急事態に屈することなく、吹奏楽の灯を守り続け、ます ます発展するよう一層の努力を重ねていく所存です。今後とも本連盟に対しまして変わら ぬご理解、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

東海吹奏楽連盟主催事業中止の理由と今後の対応について

 4月に政府から全国に向けて 5月6日(水)までの期限で発出された「新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言」が更に延長されました。
 東海吹奏楽連盟では、政府や各自治体からの休校措置や活動自粛要請を受け、全く吹奏楽活動ができない状況の中、吹奏楽に関係する全ての皆様の感染予防・感染拡大防止が最も重要との観点から、どのような形態で実施しようとも、密閉、密集、密接が起こりうる、8月から10月の主催事業について慎重に検討、協議を続けて参りました。
 新年度に入り、各会員連盟では年度計画や予算の見直しも図らなければならない状況になっており、そのようなことも踏まえて本連盟では主催事業の開催について早急に判断し、各関連団体にお伝えすることが急務と考えました。
 そのような観点から本連盟では以下のように決定いたしました。

東海吹奏楽連盟主催の下記事業を中止とする。
 東海吹奏楽コンクール(全部門) 
 東海小学生バンドフェスティバル
 東海マーチングコンテスト

《理由》

  1. 政府からは、5 月以降緊急事態宣言や休校措置を、各地の感染状況に応じて徐々に解除していくと発表されたが、「新しい生活様式」に示されているように密閉、密集、密接の活動については継続して自粛要請、指示を出されることが想定され、活動再開の見通しが立たない。
  2. 学校現場においては授業時間数の確保、学力の保障、職場一般の現場においては大幅な労働環境の変化等の対応が求められており、前年度と同じ活動を継続するのは困難となることが予測される。
  3. 主催事業に参加される児童、生徒、学生、職場一般団体の皆様、ご来場くださる皆様の生命と安全が最優先されるべきであり、そのことがこれからの吹奏楽に対する信頼を守り、更なる発展のために重要である。

《今後の対応》

  1. 感染状況の予測が困難なことから延期しての開催は行わない。
  2. 今後の動静については、アンサンブルコンテストの開催可否を含め、本連盟、全日本吹奏楽連盟、他支部連盟、各会員連盟と共に、政府、各自治体及び各教育委員会等の要請、指示を注視しながら安全な運営に努めていく。