私が現在の学校に着任した当初は、学校設立間もない頃で大変な生徒も多く、社会からの認知もあまりされておらず、外部の会議に参加してもあまり相手にされていないように感じられたことが多くありました。そんな中で連盟の皆様には本当に親切に接して頂き、吹奏楽指導に初めて携わることになった私の不安も取り除かれ、勇気を戴いたことを今でも忘れません。現在まで吹奏楽指導に関わることが出来ていますのも連盟の皆様のこの優しさに他なりません。今後もこの事だけは忘れないと決意しております。 さて現在、本連盟はA部門の活性化、新しい指導者の育成、組織の拡大による諸問題の解決等々数々の諸問題を抱えています。しかし今までの長い歴史が証明するように、友情と信頼そして先輩諸氏の努力により、見事に解決し困難を乗り越えてきました。この連盟の半世紀の歴史と伝統をふまえ、新たなる出発を開始したいと思っています。 本連盟の発展と充実は本県の学校教育現場での音楽文化の豊饒であり、各地域社会の音楽文化運動であり、生涯学習の面でも大きな役割を果たしていると思われます。昨今の「脱ゆとり教育」で大きく変化を余儀なくされている学校や、閉塞感に満ちた暗い社会情勢の中で、益々その存在は重要になってくると思います。 全力で諸問題解決に取り組み、社会に役立つ組織なるように努力したいと思います。皆様のご協力をお願いし、御挨拶に代えさせて頂きます。
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