全日本吹奏楽連盟は、吹奏楽及び管・打楽器による音楽の普及・向上を図り、もってわが国の芸術文化の発展に寄与することを目的としています。そして、この目的を達成するために次の事業を行います。
皆さん、ようこそ全日本吹奏楽連盟のホームページへ!
2021年5月の定時総会で新しく理事長に就任しました石津谷です。ホームページを介してではありますが、全国の吹奏楽を愛する皆さんとお会いできて、大変嬉しく思います。
さて、コロナ禍に見舞われたこの2年間、吹奏楽を愛する皆さんは、辛い時間を過ごされているのではないでしょうか?
昨年は当連盟も、断腸の思いでコンクールやマーチング等の秋季行事を中止せざるを得ませんでした。そのために、子供達や先生方、楽器を愛好する多くの方々が涙を流されたことを、今でも心苦しく思っています。
「もう辛い涙を流させてはいけない。流すべきは、音楽を奏でた時の感動の涙である。」
この思いを心に誓い、「今年は何としても、どのような形でも大会を実施しなければいけない。」という決意を理事会のメンバー全員で共有し、取り組んでいるところです。
この2年間で少子化の波は一層大きくなり、コロナ禍の影響もあり、全国の楽器人口の減少に歯止めがかからないという話を耳にします。確かにこの間、プロ・アマチュアを問わず音楽界や学校現場等への風当たりは強く、なかなか満足のゆく活動は行えていなかったでしょう。
しかし、そんな逆境にもめげず、国内では多くの楽団・合唱団や演奏家達により、様々なジャンルの音楽が奏でられていました。もちろん我々吹奏楽の仲間達も、様々な制約の中で感染予防対策を施し、熱い心を持って演奏活動を懸命に続けられていて、大変心強く思いました。
そうです。たとえコロナ禍であっても、音楽は多くの人々を励まし続けているのです。むしろこんな時だからこそ、「音楽は日本中、いや世界中を笑顔にすることができるのです。」
私たちの奏でる吹奏楽の響きで、多くの人々に「生きる勇気と喜び」、「夢」を持っていただけるのです!
再び日本中の至る所から吹奏楽の響きが聴こえてくる日も間近です。それには、皆さんの吹奏楽への情熱が必要です。コロナウイルスに打ち勝ち、皆さんが持つ無限の力を思う存分発揮しましょう。輝かしい未来のために!
2021年9月16日 石津谷治法